マルわかり!有海の社会福祉法人徹底分析ガイド

2016年11月18日

社会福祉法人の公共性と地域への貢献

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日本の社会において福祉関係の民間企業が社会福祉法人ですが、民間企業ですから企業としての収益の追求はもちろんしなければなりませんが、福祉事業を行っているということでは、公益性も高い企業です。それで地域貢献や福祉に対しての義務も生じます。具体的には高齢者福祉事業、保育園、様々な更生施設、支援施設などがあります。優遇措置として法人税が一部を除き免除されています。民間の企業との違いでは、営利か非営利か、社会福祉に関連している事業に限られているかどうかということで判断します。

社会福祉法人を就職などで見る時の判断基準は、その企業の理念や考え方がどうなっているかや、それが実現しているか、また、自分の考え方に合っているか、共感して働くことができるかどうかなどで判断する必要があります。利用する場合には、サービスとして心地よく便利に利用できるかどうかで判断すると良いのですが、働く場合にはまた違ってきます。そして、公益性が高いということでは、地域貢献や地域社会に対しての義務も負います。

法人税などのメリットがある分、義務も大きくなるということで利益追求だけではない理念倒れにならない経営が期待されます。その点でそれらの責任を果たすことができるかどうかは、その企業の教育システムも重要になってきます。そのほかの重要な点としては、人材は育つものなので、種を植えて大きく育てることができる教育システムの有無も確認をして判断する必要があります。